クロワール幼児教室

たまたま小学校受験をすることになりました

東京・四谷にありますクロワール幼児教室です。
成長が著しい2歳・3歳の時期を丁寧にサポート、非認知能力を重視した上で、小学校・幼稚園受験の基盤づくりも行っています。

幼児教室乱立時代


クロワール幼児教室があるのは、東京四ツ谷。
ビジネスパーソン、学生が行き交う、とても素敵な街です。
周囲には緑も多く、都心でありつつ心が癒やされます。
そんな四ツ谷には、たくさんの美味しいお店が立ち並びます。

他にも「たくさん」あるのが、幼児教室です。
小学校受験のためのお教室が大変多く、その他知育教室、体操教室、絵画教室、
ダンス教室、英語教室と立ち並びます。
特に週末は、小さいお子様を連れてお教室に急ぐご家族がたくさん…。

なぜ、こんなにも幼児教室が多いのか。
私立小学校が四ツ谷界隈に多いことは、理由の一つと言えるでしょう。
しかし、ここまでお教室が増えているのは、「幼児期の教育への関心」が
高まりつつあることも影響していると感じます。


• 社会が変化する中、子どもの教育環境を選びたいというご家庭が増加。
• 幼少期の教育は、もっとも投資効果が高いという教育経済学領域からの知見の広がり。
• 少子化時代、一人のお子さんにかけられるエネルギーが高まった。

これらの結果として幼児教室へのニーズが高くなっているということでしょう。
四ツ谷に限らず、幼児教室の数は増えており、オンライン学習まで含めれば、
未就学児の学びの機会は圧倒的に膨らんでいる状況です。
幼児教室乱立時代と言っても過言ではないと感じます。

多岐に渡る小学校受験の理由


都心では、小学校受験が加熱しています。
自宅の近くに公立小学校があるにも関わらず、なぜ受験をするのか。
小学校受験の準備には、経済的にも心的にも、大きな負担がかかるにもかかわらず、なぜ受験を目指すのか。

小学校受験の理由は、家庭によって異なり、そして多岐に渡ります。
• 「祖母の時代からこの学校にお世話になっているから」等、特定の学校を受験することが大前提となっているケース。
• 「近くの公立小学校ではできない学びを経験させたいから」等、小学校6年の価値に着目しているケース。
• 「中学受験をさせたくないから」という先を考えた上での決断。
• 「先生が頻繁に変わる公立小学校は嫌だから」と、アンチ公立からくる意見も。
• そして、もう一つ。「たまたま受験することになった」というケースも。

「たまたま?」と耳を疑うかもしれませんが、「たまたま」小学校受験をすることになったというご家庭も、実は少なからずあったりするのです。
小学校受験の理由は、実に多岐に渡ります。

「たまたま」小学校受験


「たまたま」の小学校受験をもう少し深めます。
例えば国立。
抽選もあるため、近くの子どもたちの多くが、とりあえず抽選はしてみる様子です。
「たまたま近くに国立小学校があったから受験をしてみた」というケースです。
小学校受験では、「〇〇ができる」という成果を問うのみならず、その子のあり方を多面的に観察します。
ご家庭の子育て方針が、小学校の方針と合致していれば、「たまたま」の受験でご縁をいただくということもあるでしょう。

また、受験とは異なる目的で通い始めた幼児教室で、「お子さんは小学校受験に向いていますよ」と言われて、受験をすることになったという話も、よく聞きます。
「子どもの様子をみていて、私学がいいのではと思うようになった」というご意見も。
子どもを見る目が増えることで、子どもの個性を客観視できるようになり、そこから考えてもみなかった小学校受験が、たまたまスタートしたというケースです。

ネイビーのスーツに身を包み、険しい表情で子どもの手を引くお母さんからは、あまりイメージできない「たまたま」という言葉。
しかし、小学校受験の背景には、「たまたま」という偶然もあるようです。
 

偶然をチャンスに変える5つの行動特性


それでも、この「たまたま」を手にする人には、ある共通点があるようにも思います。
それは、好奇心をもって子どもの環境を整え、楽観的に子どもの未来を考えていこうとする姿勢。
「たまたま」という偶然を、柔軟に受け入れようとする姿勢。
相当な倍率故に、ご縁をいただける可能性は決して高くないにも関わらず、挑戦しようとする冒険心。
受験すると決めたなら、最後までやってみるという持続性。


これらがなければ、「たまたま」は見つかりもせず、「たまたか」から始まる未来を手にすることもないでしょう。

「計画的偶発性理論」はご存知でしょうか。
スタンフォード大学のクランボルツ博士による理論で、「キャリアは目的をもって構築されるばかりでなく、偶然から生まれることも多い」こと。

「成功するキャリアを築くためには、偶然を待つばかりでなく、自ら偶然を引き起こすべき行動を取ることがポイント」と説かれています。
「その偶然は必然である」という言葉とともに、偶然を引き起こすことができる人が持つ5つの行動特性が紹介されています(注)。

  1. 好奇心(Curiosity):新しいこと興味を持てる
  2. 持続性(Persistence):仮に失敗してもあきらめずに努力できる
  3. 楽観性(Optimism):物事をポジティブに捉えることができる
  4. 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとることができる

キャリア開発を起点として広がった理論ではありますが、人の生き方においても、子育てにおいても、
大いに参考になる部分があると感じます。

待つばかりでなく自ら行動し、子どもに最適な偶然を手にしていきたいものです。  
「小学校受験」は子どもの育ちの通過点です。
正解はありません。

子どもの個性をよく見て、家庭の方針をよく考えて、その上で、「たまたま」という偶然も引き起こし、
最高の環境を手にしていってくださいね。
未来はここから始まります。

(注)参考:J・D・クランボルツ, A.S.レヴィン(著) 花田光世,大木紀子, 宮地夕紀子(訳) 『その幸運は偶然ではないんです!』ダイヤモンド社,2005)

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