クロワール幼児教室

良く言えば意思が強いのですが、頑固な子どもへの対応が難しい…

あなたの心の状態は「子どもの姿」を見られる状況?

子どもの「どこを見るか」で
その後の子どもの育ちは変化します。

欠けている部分を見つけては指摘…では、
子どもの自己評価は下がりますし、

子どもを丸ごと受け入れ、
良いところを見つけて伝える環境にあれば、
子どもは安心して自分らしく育っていくでしょう。

子どもの行動に対して、
どちらの見方をしていくのが良いのか…

後者の見方が適切であるのは当然であり、
しかし、我が子のこととなると
それが難しくなってしまうのが現実の子育てです。

少しでもポジティブな見方に向かうためには、
事実と解釈を分けて考えることが効果的。

まずはそこから理解してみましょう。

私たちは「解釈」の世界で生きています。
事実は一つ。
その事実に対して、個々に「勝手な解釈」を付して、
状況を見ているのです。

例えば公園で遊んでいて「家に帰ろう」と促した時、
「もっと遊びたい!まだ帰らない」と子どもが言ったとしましょう。

自分が急いでいるときには
「この子はなんて頑固なの!」という解釈を付しますし、

ゆったりと時間がある時には、
「この子、外で遊ぶのが好きなんだな、楽しそうだな」
という解釈が起きるでしょう。

つまり、その時の自分の状況に応じて
事実に対する解釈は変わるということです。

事実と解釈は異なること、
しかも自分の心の状態により、
良い解釈にも悪い解釈にもなるということ…。

それなら、イラッとした時には、
無理やり「ポジティブな考え方になろう」と思うよりも、
「今の自分の心は、子どものありのままを見られる状況にあるか」と
考えてみることの方が効果的かもしれません。

もしも余裕がないことが見つかった場合には、
まずは自分の状態を良い方向に向けていくことが必要です。

深呼吸して、リラックスして、
改めて子どもの姿を見てみてください。

きっと無理矢理ではなく、
「意思の強い子ども」が見えてくることでしょう。

子どもに決めさせる質問をしてみよう

その上で、どうしても子どもに動いてもらわねばならない状況も
あるはずです。

おすすめは、「子どもの意見を聴いてみる」こと。

親:「そろそろ帰ろう」
子:「イヤ、まだ遊ぶ」

親:「ご飯食べるの遅くなっちゃうよ」
子:「大丈夫、遅くなってもいい」

親:「お家に帰ってジュース飲もうか」
子:「ジュース飲みたくない」

親:「今日は特別にYou Tube見てもいいよ〜」
子:「You Tube見たくない」

対立するやり取りはどれだけ続いても
なかなか良い結果には至りません。

ここで機能するのが、「子どもの意見を聴いてみる」
ということ。

親:「お母さんは家に帰りたいんだ。〇〇ちゃんは帰りたくないんだよね。
どうすればいいかな?」

自分の気持ちも受容された上で
意見を求められる…。

これは、子どもを尊重する行為であり、
尊重された子どもは
子どもなりの解決策を考えるのではないでしょうか。

子:「もう少し遊んだら帰る…」

ここで重要なのは、
子どもの意見を受け止めるということ。

親:「そうか、それはいい考えだね!
あの時計の針がどこになったら帰ろうか?」と、
子どもを信じて決めさせてあげましょう。

押し問答を経て、
最終的には子どもの意見を無視して帰るより、
はるかに子どもの経験は豊かになることでしょう。

なぜ、「質問」をすることがいいのか

質問には、場の流れを一気に変えるだけでなく、
子どもの思考力や表現力を育てる上でも
とても大きな効果があります。

「まだうちの子はあまり言葉を話さないから…」

もしも、このような考えがあるなら
今すぐその考えを捨ててください。

問いを投げかけられるとは、
自分が尊重されているということ。
たとえ、わかりやすい言葉で
自分の意見を伝えられる段階になくとも、

質問をされることで

・立ち止まり考えること
・自分ごととすること
・自分なりに伝えようとすること

ができるようになります。

そして、これらの経験が、
子どもの自己肯定感を高める上で
とても重要となっていくのです。

子どもの心を引き出す効果的な質問

質問にはいろいろな種類やフレームがありますが、
ここでは、幼児期の子どもの心を引き出す効果的な質問を
いくつかご紹介したいと思います。

「一番」をつける

人の心の中にはいろいろな気持ちがあるものです。
子どもの心も同様です。

「一番」とつける質問は、
優先順位をつけるために、とても効果的。

「今日一番楽しかったことは何かな?」
「日曜日に一番行きたいところってどこかな?」

子どもは自分の心の中から、
ワクワクしながら「一番」を考えることでしょう。

数の概念が備わっている子どもには
「3つ教えてくれる?」など
数字で問いかけるのも良いでしょう。

選択肢を与える

まだ語彙力のあまりない子どもに対しては
選択肢を与えるのも効果的。

「どうしたい?」と問われても
自分の感じることを表現できないと…
子どもは苛立ってしまいます。

「AとBとどっちがいいかな?」

このように問いかけ
子どもに決めさせてみてください。

「自分で決められた」という経験が
子どもの満足度を高めることは間違いありません。

そして、大切なのは、子どもが決めた後、
「決めてくれてありがとう」
「とっても素敵な方を選んでくれたね」
と伝えることです。

自分が選んだことで周囲が喜んでくれているということで、
子どもの満足度は更に高まり
もっと決めたい、もっと表現したいとなっていくことでしょう。

自分で決めたことには責任を持たせる

さて、なかなか親の言うことになびかない子どもに質問をして、
子どもなりの答えが返ってきたとしましょう。

最も大切なのはここからです。

子どもが決めたことが実行可能なら
是非、そのアイディアを採択してみてください。
そして、子どもが決めた通りに動いてみてください。

自分のアイディアが採択されたことで
子どもは自信を持つことでしょう。

しかし、実行する際に難しさが出てきてしまったり、
うまくいかなかったりするかもしれません。

その時には、「難しいね、どうしたらいいかな」と
子どもと一緒に考えてみましょう。

失敗経験こそ、子どもの成長に大きく役立つ経験です。

・自分が決めたことがうまくいかなかった。この課題が見つかったところで
・別の方法を考えてみる。

このようなプロセスを辿ることで、
子どもは一まわりも二まわりも大きく成長することでしょう。

「頑固」とは、意思が強いということ。
親にとっては望ましくない行動を子どもが取る時こそ、
親としての成長があるということですね。

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