非認知能力を伸ばす
Non Cognitive Skills
非認知能力とは?
非認知能力とは、想像力や思考力、集中力など、数値化されない力のことです。学校に上がった以降にも求められる「生きる力」の基盤となる力です。2~3歳の幼少期にこそ育みたい力です。
非認知能力は、小学校の受験を左右するばかりではなく、中学・高校受験、大学受験、その後のお子さんの豊かな人生にも繋がる、重要な能力です。
非認知能力は、2~3歳の時期の「遊びこむ経験」により、育むことができると言われています。
2歳~3歳は「社会情動的スキル」を発達させる重要な時期
社会情動的スキル(非認知能力)とは、知識や思考力などの力を指す「認知的スキル」に対し、感情のコントロール、他者との協働や目標の達成といった見えない力を指します。
認知的スキルと社会情動的スキルは、互いに影響を及ぼし合いながら、育ち合っていくことが分かっています。
幼児期の発達プロセス
上の図は、ベネッセ教育総合研究所が行った「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査」で明らかになった幼児期の発達プロセスです。
ピンク色の斜めの矢印について
3-4歳で生活習慣をきちんと身に付けている子どもは、4-5歳で社会情動的スキルの点数が高くなる傾向があることを示しています。
そして、社会情動的スキルの点数が高かった子どもは、5-6歳で数・文字・思考といった力が高くなる傾向が見られ、さらに小学校に上がると自ら進んで勉強するという主体的な学習態度が身に付く傾向にあるのです。
つまり、幼児期にきちんと生活習慣を身につけることで、社会情動的スキルが発達し小学校以降の主体的な学びや学習スキルが育成されます。
この順序はとても大切であり、幼児期から数・文字・思考などの認知的スキルを強化する教育だけに力を入れるのではなく、遊びも含めた総合的な力を養っていくことが大切なのです。
幼児期の終わりまでに育てたい『10の姿』
文部科学省が小学校までの幼児期に育んでほしい姿を示したもの
健康な心と体
自立心
協同性
道徳性・規範意識の芽生え
社会生活との関わり
思考力の芽生え
自然との関わり・生命尊重
数量や図形、標識や文字などへの関心
言葉による伝え合い
豊かな感性と表現
クロワール幼児教室では、知力・体力・想像力・コミュニケーション力・共感力の5つの力をバランス良く育みます。
これらは、小学校に上がるまでに育てたいとされている、「10の姿」に通ずる力であり、バランスよく育てることで、小学校との段差がなくなります。
何ができるかという知力、体力はもちろんのこと、行動観察等で問われる「他児とのやりとりする力」「遊びを楽しむ力」等の育成にも力をいれています。特に、共感力を養うことで、他者への思いやりの力だけでなく、自分自身を大切に出来、自然や自分に関わる全てを大切にする心を持てます。
少人数の特徴を生かし、その子に合わせたプロセスで発達を促します。