振り回されない子育てに向かうー子育ての軸はどう作る?

2歳・3歳から始める学びの習慣づくり

振り回されない子育てに向かうー子育ての軸はどう作る?

子育てには情報が必要です。
皆さんは、どのようにして情報を収集していますか?
情報とは、本来自分から取りにいくもの。

本でも雑誌でも、「自分から取りにいく」が前提でした。
しかし今はどうでしょう。

自分から求めずとも、勝手に情報が送られてきます。
テクノロジーの進化は、私たちの子育てにも影響を及ぼしているようです。

勝手に送られてくる幾多もの情報の中、わたしたちは、
どのようにして「ぶれない子育ての軸」を持っていくことができるのでしょうか。

振り回されずに情報を上手く収集するためのコツを見ていきましょう。

 

自分の内側に「ものさし」を持つ

 

子どもの成長を考える時、ついつい同年齢のお子さんが基準になってしまいませんか。
子どもの成長はその子によって異なります。

こんなことは、頭ではわかっているのですが、「◯◯を上手にやってのけるお友達」を見ては、
心がざわついてしまいます。

他人の意見によって、子育ての軸がぐらついてしまうこともありませんか?
顔が見えない間柄で、情報だけが独り歩きしている現代社会においては、
「我が子」が不在のまま、どこかの誰かの考えに振り回されてしまうという悩みも多くあるようです。

子どもが豊かに、安心して成長するためには、その子の成長を見ること。
そのために、自分なりの子育ての軸を持つことが大切です。

人が物事を決める際に利用する基準が「ものさし」です。
他者と比較によって我が子の成長を測ってしまうのも、自分の子育て観が他者の意見によって揺れ動いてしまうのも、実はこの「ものさし」が子どもの外側にあるからなのです。

しかし、皆さんご存知の通り、子どもの成長プロセスは、皆同じではありません。
その子に応じた成長があり、故に子育てには個性に合わせた関わりが求められます。

「ものさし」は自分の内側に置く必要があるということです。

我が子の成長を日々見ている親だからこそ、その子らしさがわかるはず。
どんな風に成長しているかも見えるのです。

子どもが頑張ろうとしている姿も見えますし、どのような環境がその子には合っているかも、
親だからこそわかるのです。

子育ての「ものさし」は、子どものことを一番わかっている自分の内側に置きましょう。

 

どう自己決定に向かうの?

自分の内側にものさしを置くとは、言い換えれば「自分で決める」ということです。
自己決定とも言います。

しかし、
「自信がないから、自分で決めることができない」
「まだ親とて未熟な自分には、とても決められない」
等、自分で決めるには、難しさもあるようです。

どうすればいいのでしょうか。

自己決定に向かうためには、自問自答が役立ちます。
自分で立ち止まり、考えるという姿勢です。

 

「私はどうしたいと思っている?」
「私には何ができるのだろう?」
「今、何が必要なのだろう?」

自分に質問を投げてみれば、自分との対話が始まりアイディアが湧いてきます。
子育てに関して自問自答するには、「子ども」を中心に置く、が鉄則です

我が子を中心において、「さて、どう動こうか?」と考える。
自分で決めれば、納得感が高まりますし、結果が出るまで安心して待つこともできそうです。
子どもの反応にも一喜一憂しなくなるでしょう。

自分の気持ちの揺らぎは、きっと格段に減ることでしょう。

情報を上手く利用する

自分で決めるといっても、決めるためには、材料となる知識や経験、情報が必要です。
アンテナを張り、必要な情報は収集していきましょう。

SNS等を通じて、今どきは誰でもが発信者になっている時代。
どのような情報を信じるかにも、もちろん慎重さが必要ですが、もっと大切なのは、集めた後。

情報を鵜呑みにして、情報通りに進むのではなく、
我が子の資質や状況に合わせて取捨選択する姿勢が必要です。

我が子の育ちの環境に合っている、合っていないは、判断しなければなりません。

更に、入手した情報を、我が家にあった形にアレンジする姿勢も必要でしょう。
我が家の環境に「落とし込む」という作業です。

情報を鵜呑みにしてそのまま利用する、つまり情報に振り回されるのではなく、
是非とも上手く利用していきましょう。

後から効いてくる「子育ての軸」

自分で決めずに、他人に大切な決定をしてもらったとしましょう。
うまく進んでいる時は良いのですが、上手くいかなくなった時に、
自分で決めたか否かで大きな違いが表れます。

自分で決めたことなら、「仕方ない」「こういうこともある」と、
失敗を受け入れ再び立ち上がることができますが、
他人に決められたまま進んだ場合には、後悔しか残りません。

子育てに悩んだ際に、誰かに助言を求めるのはとても良いことと感じますが、助言はあくまで助言です。
自分の気持ちをよそに、助言通りに動いてしまえば、うまく行かない状況になった際に、
「あの人の言う通りにしたからだ」「あの人のせいで失敗した」となってしまいます。

それでは、大切な子どもが被害者になってしまいます。
過ぎ去った時間を取り返すことはできません。

他方、助言を受けたとして、その助言をもとに自分で考え、自分の「ものさし」で判断して、
どう動くかを決定したとしましょう。

同じ様に上手く行かない状況になった時に、少なくとも、
「他人のせいにする」ことはないはずです。

「この子には合わなかったな」と思え、「これから何をするか」
と未来を考える気持ちにスイッチが入ることでしょう。

子育てには、第三者の意見や助言が必要な場面も多々あります。
どんどん受けていきましょう。

しかし、それは「誰かに決めてもらう」ということではありません。
助言を受けて、最終的には自己決定する。
子育てに必要な考え方です。

 

子どもの育つ力を信じる

 

それでも、不安が大きく自分では決められない方は、
是非お子さんの「育つ力」力に目を向けてみてください。

今の力ではなく、育つ力です。


「今はまだできないけれども、この先きっとできるようになるだろう」、こう考えてみると、

気持ちに少し余裕が出てきます。
焦りが減れば、他人の意見には振り回されなくなるでしょう。

子育ての軸は作ろうと思って作れるものではありません。

しかし、常に我が子を中心に置き、自分の内にある気持ちを大切に、自分で決めることを意識すること、
情報や助言との付き合い方に意識を向けることで、
きっといつしか、子育ての軸というものができているのだと感じます。

 

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